
📖 この記事の目次 📖
バッテリー上がりの車は買取可能?査定額が下がる条件とは
バッテリー上がりの車でも買取は可能?

まず、皆さんが一番気になっているであろう結論からお伝えします。バッテリーが上がっているだけの車であれば、ほとんどの場合、問題なく買取可能です!🎉
「エンジンがかからない車なんて、価値がないのでは…」と心配されるかもしれませんが、買取業者はバッテリーが上がっている状態をそこまで重く見ていないことが多いのです。なぜなら、買取業者は車のプロ。バッテリー上がりは日常茶飯事であり、その原因や対処法を熟知しているからです。多くの場合、バッテリーを交換したり、ジャンピングスタートで一時的にエンジンをかけたりすれば、車本来の価値を正しく評価できます。
私たちナオイオートでも、バッテリーが上がってしまったお車の査定依頼を数多くいただきますが、それが理由で買取をお断りすることはまずありません。むしろ、お客様が正直に状況を伝えてくださることで、査定の準備がスムーズに進み、大変助かります。
バッテリー上がりの車を業者が買い取る理由
では、なぜ買取業者はエンジンのかからない車を積極的に買い取るのでしょうか?その背景には、いくつかの理由があります。
- 理由①:再販価値が十分にあるから
バッテリーを交換すれば問題なく走行できる車は、中古車市場で十分に商品価値があります。買取業者は自社の整備工場で安価にバッテリーを交換したり、提携している業者から安く仕入れたりできるため、一般のユーザーが交換するよりもコストを抑えられます。そのため、バッテリー交換費用を差し引いても、十分に利益が見込めるのです。 - 理由②:価値ある「部品」の宝庫だから
仮に車全体としての再販が難しくても、車は数万点の部品からできています。エンジン、トランスミッション、外装パーツ(ドアやバンパー)、純正ナビやオーディオなど、一つ一つの部品には価値があります。特に、すでに生産が終了している車種の純正パーツは、修理用として高値で取引されることもあります。業者はこれらのパーツを取り外し、国内外で販売するルートを持っているのです。 - 理由③:海外での高い需要があるから
「日本ではもう古い」とされる年式の車でも、頑丈で信頼性の高い日本車は海外で絶大な人気を誇ります。特に、アジアやアフリカなどの新興国では、走行距離が10万km、20万kmを超えた車でも現役で活躍しています。買取業者は、こうした海外への独自の販売網を持っており、日本では値段がつきにくい車でも、海外の需要を見越して買い取ることができるのです。 - 理由④:最終的には「鉄資源」としての価値があるから
どんなに古く、ボロボロになった車でも、最終的には「鉄」というかたまりです。車は鉄資源としてリサイクルが可能で、専門の業者に売却することで利益を得られます。そのため、買取業者は「最低でも鉄資源としての価値はある」と考えているため、買取をゼロ円とすることはあっても、費用を請求することは稀です(※引き取り費用などが別途かかる場合はあります)。
買取が難しくなるケースとは
ほとんどの場合は買取可能ですが、残念ながら一部には買取が難しくなる、あるいは値段がほとんどつかないケースも存在します。それは、バッテリー上がり”以外”に深刻な問題を抱えている場合です。
1. 災害によるダメージ(水没・冠水車)
洪水やゲリラ豪雨などで車内まで水に浸かってしまった車は、電気系統全体がショートしている可能性が高く、修理費用が莫大になります。エンジンがかからない原因がバッテリーではなく、ECU(エンジンコントロールユニット)などの精密機器の故障である場合、買取は非常に厳しくなります。
2. 事故による深刻なフレーム損傷
事故で車の骨格部分であるフレームが歪んだり、損傷したりしている「修復歴車」は、安全性に問題があると見なされ、査定額が大幅に下がります。特に損傷が激しく、修理費用が車の価値を上回る「全損」状態だと、買取は困難です。
3. ローン残債や所有権の問題
車のローンがまだ残っている場合、所有権はローン会社やディーラーにある「所有権留保」の状態になっています。この場合、ローンを完済して所有権を自分に移さなければ、原則として車を売却することはできません。手続きについては買取店がサポートしてくれることが多いので、まずは相談してみましょう。
これらのケースに当てはまらない限り、バッテリー上がりの車でも十分に買取のチャンスはあります。諦めずにまずは査定を依頼してみることが大切です。
車買取でバッテリーがチェックされる理由
車の査定では、エンジンや外装、内装など様々な項目がチェックされますが、バッテリーも重要な確認ポイントの一つです。なぜ査定士はバッテリーの状態を気にするのでしょうか?
それは、バッテリーが車の「心臓」とも言える電装システムの根幹を担っているからです。エンジンを始動させるだけでなく、ヘッドライト、カーナビ、エアコン、パワーウィンドウなど、車内のあらゆる電気機器はバッテリーがなければ動きません。バッテリーの状態が悪いと、これらの機器が正常に作動しない可能性があり、車の総合的なコンディションを判断する上で欠かせない情報となるのです。
査定士が確認するバッテリーの状態

査定士はバッテリーの何を、どのようにチェックしているのでしょうか?プロの視点を少し覗いてみましょう。
- 電圧のチェック
査定士は「バッテリーテスター」という専用の機器を使って、バッテリーの電圧やCCA(コールドクランキングアンペア:低温時にエンジンを始動させる能力)を測定します。これにより、単にバッテリーが上がっているだけなのか、それとも寿命が近いのかを見極めます。 - 外観の確認
ターミナル(端子)周りの白い粉の付着、本体の膨らみ、液漏れなど、見た目からも劣化のサインを読み取ります。 - 製造年月日の確認
バッテリーの一般的な寿命は2年~5年です。製造から5年以上経過している場合、「近いうちに交換が必要」と判断され、査定に影響することがあります。
バッテリー劣化が査定額に与える影響
では、バッテリーが弱っている、あるいは完全に上がっていると判断された場合、査定額にはどのくらい影響するのでしょうか?結論から言うと、バッテリー交換費用分、つまり数千円から高くても2~3万円程度のマイナス査定になるのが一般的です。
100万円の価値がある車が、バッテリー交換費用の2万円を引かれて98万円になったとしても、その影響はわずか2%です。高年式の人気車種など、元の査定額が高ければ高いほど、バッテリー上がりが与える影響は軽微と言えるでしょう。
重要なのは、バッテリー上がりを理由に、相場よりも大幅に低い査定額を提示してくる業者には注意が必要だということです。「エンジンがかからないので、本来50万円ですが、今回は10万円ですね」といった不当な買い叩きに合わないためにも、後述する「複数の業者に査定を依頼する」ことが極めて重要になります。
バッテリー上がり車の査定額が下がる条件

先ほど、バッテリー上がり単体での減額はそこまで大きくないと説明しました。しかし、「バッテリーが上がっている」という状態が、他のマイナス要因と結びつくことで、査定額が大きく下がってしまうことがあります。ここでは、特に注意すべき3つの条件を解説します。
長期間放置されている場合
「バッテリーが上がったまま、半年、1年と車を動かしていない…」というケースは要注意です。長期間の放置は、バッテリー以外にもエンジンオイルの劣化、タイヤの変形、ガソリンの腐食など、様々なトラブルを引き起こします。査定士はこれらの複合的な劣化を見抜き、「この車は管理状態が良くないな」と判断し、査定額が大幅に下がってしまう可能性があるのです。
バッテリー以外のトラブルを抱えている場合
エンジンがかからない原因が、実はバッテリー上がりではなかった、というケースも考えられます。もし、バッテリー以外の部分にトラブルを抱えている場合、修理費用が高額になるため、査定額は大きく下がります。
・オルタネーター(発電機)の故障
走行中にバッテリーを充電するパーツ。修理費用は5万円~10万円以上かかることも。
・セルモーター(スターター)の故障
エンジンを始動させるためのモーター。修理費用は3万円~8万円程度が相場です。
これらの故障は症状が似ていますが、修理費用がバッテリー交換とは比較にならないため、査定額に大きく影響します。
走行距離や年式が古い場合
車の査定額は、基本的に「年式」と「走行距離」で決まる市場価値がベースになります。このベースとなる価値がもともと低い車の場合、バッテリー上がりが査定額に与える影響は相対的に大きくなります。例えば、市場価値10万円の車からバッテリー交換費用2万円が引かれると、価値は20%も下がってしまいます。もともとの価値が低い車にとって、数万円のマイナスは非常に大きな痛手となるのです。
バッテリー上がり車を少しでも高く売る方法
さて、ここからが本題です!バッテリーが上がってしまった愛車を、少しでも有利な条件で売却するための具体的な方法を3つご紹介します。ちょっとした工夫で査定額が変わることもありますので、ぜひ実践してみてください。
バッテリー交換をしてから査定に出す
一つの方法は、査定前に自分でバッテリーを交換してしまうことです。これにはメリット・デメリットがあります。
- 査定がスムーズに進み、査定士の心証が良くなる。
- バッテリー交換費用分の減額を確実に避けられる。
- 他の不具合がないことをアピールできる。
- バッテリーの購入費用や交換工賃がかかる。
- 交換費用ほど査定額がアップしない「費用倒れ」になる可能性が高い。
この方法を選ぶかどうかは、次の「判断基準」のセクションを参考に慎重に検討しましょう。
複数の業者に査定を依頼する(相見積もり)

これは、バッテリー上がりの車を高く売るために最も重要で、最も効果的な方法です。必ず複数の買取業者に査定を依頼し、見積もりを比較検討(相見積もり)してください。
- 得意な販路が違う:業者ごとに強みが異なり、あなたの車の価値を最大限に評価してくれる業者が見つかります。
- 在庫状況が違う:あなたの車をちょうど探している業者は、高値を提示してくれる可能性があります。
- 査定基準が違う:バッテリー上がりをどの程度のマイナスと見るかは、業者によって様々です。
1社だけの査定では、その金額が適正か判断できません。最低でも3社以上に査定を依頼し、一番高い評価をしてくれた業者に売却するのが賢い方法です。
バッテリー買取対応が得意な業者を選ぶ
業者を選ぶ際には、「バッテリーが上がった車」や「不動車」の買取に慣れている、得意な業者を選ぶこともポイントです。ナオイオートのように自社で整備工場を持っている業者は、修理コストを抑えられる分、買取価格に還元できるため、高額査定が期待できます。
バッテリー交換をするかどうかの判断基準
「結局、交換した方がいいの?しない方がいいの?」と迷ってしまいますよね。ここでは、交換するかどうかを判断するための具体的な基準を2つご紹介します。
交換費用と査定アップ額を比較する
最も重要な判断基準は、「バッテリー交換にかかる費用」と「それによって見込める査定アップ額」を天秤にかけることです。
原則:交換費用 > 査定アップ額 なら交換しない方がお得!
一般的に、ユーザーが支払うバッテリー交換費用が、査定アップ額を上回ってしまうケースがほとんどです。そのため、基本的には「交換せずにそのまま査定に出す」方が、金銭的な負担は少ないと言えるでしょう。
車の残存価値を考慮して判断する
もう一つの判断基準は、売却しようとしている車の「元々の価値(残存価値)」です。
- 高年式・人気車種の場合:価値が高い車なので、交換して良いコンディションに見せることでプラスに働く可能性もゼロではありませんが、費用倒れのリスクは残ります。
- 低年式・過走行車の場合:元の価値が低いため、交換費用を回収できる可能性は極めて低いです。交換せずにそのまま売却することを強くおすすめします。
バッテリー上がりの車を売る際の注意点
最後に、バッテリーが上がった車を売る際に、トラブルを避けてスムーズに取引を進めるための注意点を2つお伝えします。
事前にバッテリー状態を正直に申告する
査定を申し込む際には、必ず「バッテリーが上がっていてエンジンがかからない状態です」と正直に伝えましょう。隠したり、ごまかしたりするのは絶対にやめましょう。誠実な対応が、査定士との信頼関係を築き、結果的にスムーズな取引と納得のいく価格に繋がります。
不動車として専門買取業者に依頼する方法

バッテリーが上がっている車は、公道を自走できない「不動車」です。売却が決まった際にはレッカー車などでの引き取りが必要になります。契約前に必ず「車を引き取る際の費用はかかりますか?」と確認しましょう。私たちナオイオートでは、もちろん不動車の引き取り費用は無料ですので、安心してお任せください!※有料のケースもございますので、一度お気軽にご相談いください。
まとめ
いかがでしたでしょうか?今回は、バッテリーが上がった車の買取について、皆さんの疑問や不安にお答えしてきました。最後に、この記事の重要なポイントをもう一度おさらいしましょう。
- バッテリーが上がっているだけの車なら、ほとんどの場合で買取可能!
- 査定額のマイナスはバッテリー交換費用分程度が一般的。
- 「長期放置」や「他の故障」が重なると、査定額が大きく下がる原因に。
- 高く売る秘訣は、バッテリー交換はせず、そのままの状態で複数の業者に相見積もりを取ること!これが一番大事!
- 査定時には、バッテリーの状態を正直に申告することが信頼関係に繋がる。
- 引き取り費用や手続き代行が無料の、信頼できる業者を選ぼう。
愛車のバッテリーが上がってしまうと、動かせない焦りや、価値がなくなってしまったかのような不安に駆られてしまうかもしれません。しかし、諦める必要はまったくありません。正しい知識を持って、適切な手順を踏めば、きっと納得のいく価格で愛車を売却することができます。
株式会社ナオイオートは、茨城県で長年、地域のお客様に寄り添ってまいりました。バッテリーが上がったお車はもちろん、どんな状態のお車でも、一台一台丁寧に査定させていただきます。豊富な知識と経験を持つスタッフが、お客様の不安に寄り添い、最適な売却プランをご提案いたします。
茨城で車の買取ならナオイオート
お客様がお乗りの愛車はいくらになるのか、一度相場を確認してみませんか?

ナオイオートなら、軽自動車専門店だからできる
買取サービスがあります!
① 下取り・買取台数 年間4,600台!!(2020年実績)
◎全メーカー全車種お取り扱い!
ナオイオートでは、スズキ・ダイハツ・ホンダ・トヨタ・マツダ・スバル・
日産・三菱、全メーカー全車種、軽自動車・普通車問わず
お取り扱いしておりますので、スタッフの車の知識も豊富です。
新車、未使用車(新古車)、中古車等、ご予算に応じて希望のお車を探すことができます。
全メーカーを販売できるナオイオートだからこそ高価格で買取をし、
低価格で販売させていただくことが可能です。
◎茨城県最大級の総在庫数 約2,000台!!
ナオイオートは、軽自動車の未使用車、中古車合わせて総在庫、約2,000台!!
燃費の良い車を探している方、安全装置付きの車を探している方、
子育て中でスライドドアタイプの車を探している方、
お仕事で荷物をたくさん載せる方など、お客様のご要望に合わせてピッタリの1台を
お探しします!
ぜひお近くの店舗にお気軽にご相談下さい!!
②県内20店舗!お近くの店舗へすぐに行ける!!
圧倒的な店舗数!
茨城県内で車両販売店20拠点、サービス工場13拠点、修理工場10拠点と
圧倒的な店舗数で地域の皆様に安心したカーライフを過ごしていただけるよう
サポートします!
地域の皆様に愛され創業48年!
茨城県取手市に本社を置き、地域の皆様に愛され創業48年となりました。
お車の買取は、是非ナオイオートにお任せください!!
③中間マージンなし!直接販売で高価買取!!
オークションを通さず中間マージンなし!
ナオイオートでは、オークションを通さず直接販売、自社入札会が出来るので、
オークション手数料などの余分な利益・経費をカットできます。
その分お客様のお車を、高く買取させていただくことが可能です。
ナオイオートは、どこよりも高価買取をめざしています。
他店より1円でも安ければご相談ください!
実際の買取事例についてもご紹介します!
お客様がお乗りの車のメーカー名、車種名、年式、走行距離、色を入力していただきますと、
お客様がお選びいただいた、お近くの店舗の担当者よりご連絡を差し上げます。
査定は無料です!お気軽にお問合せください!
④カーライフをサポートします!
販売から整備や保険まで、自動車に関する窓口を一本化!
ナオイオートでは、お車の販売、買取査定、車検、点検、整備、鈑金、保険、
車のパーツ・カー用品の販売等、自動車に関する窓口を一本化!
お車に関することは、全てナオイオートへお任せください。
わからない事があればすぐにナオイオートにご連絡を!
車のことならいつでもあなたをサポートします!
⑤お客様に寄り添ったサービス!
親切丁寧に何でもお応え!知識、経験豊富なスタッフが、お客様の大切なお車を査定させていただきます。
車を売却するには車の名義変更をはじめ、色々な手続きが必要です。
お手続きの際は、必要書類などを具体的にご案内させていただきますので、ご安心ください。
経験豊富なスタッフが、親切丁寧に何でもお応えします!
ぜひお近くの店舗にお気軽にご相談ください!!

水戸吉田店 水戸市元吉田町1317-2
ひたちなか店 ひたちなか市東石川3193-1
下館店 筑西市乙1108
マツダオートザムしもつま店 (ナオイオート下妻店) 下妻市田下647-2
坂東店 坂東市辺田1097-7
6号取手店 取手市桑原680-1
戸頭店 取手市戸頭1-17-1
守谷店 守谷市立沢1107
牛久店 牛久市猪子町827-9
龍ヶ岡店 龍ヶ崎市貝原塚町3073-6
つくば吉瀬店 つくば市吉瀬1831
土浦中貫店 かすみがうら市上稲吉2004-27
サンキュッパひたちなか店 ひたちなか市東石川3193-1
サンキュッパ下館店 筑西市乙1108
サンキュッパ下妻店 下妻市田下629-2
サンキュッパ取手店 取手市桑原672ー1
サンキュッパ戸頭店 取手市戸頭1-17-1
サンキュッパつくば店 つくば市吉瀬1835
ラビットイオンタウン水戸南店 東茨城郡茨城町長岡3480-101
ラビットひたちなか店 ひたちなか市東石川3194-1