動かない車でも買取できるのか？基本知識

まずは、「本当に動かない車なんて売れるの？」という一番の疑問から解消していきましょう。結論から言うと、ほとんどのケースで買取は可能です。なぜなら、車はたとえ動かなくても「価値の塊」だからです。その理由を、基本知識から詳しく解説しますね。

動かない車とはどんな状態を指すのか

一言で「動かない車」と言っても、その原因や状態はさまざまです。まずは、どのような状態が「動かない車」に該当するのか、具体的に見ていきましょう。

• エンジン系統の故障: 最も一般的な原因です。エンジンがかからない、かかってもすぐに止まってしまう、異音がするなどの症状があります。オーバーヒートやオイル漏れなども含まれます。
• バッテリー上がり: ライトの消し忘れや長期間の放置でバッテリーが放電してしまった状態。これは比較的簡単な修理で動くことが多いですが、何度も繰り返している場合はバッテリー自体の寿命かもしれません。
• 事故による損傷（事故車）: 交通事故で足回りが壊れてしまったり、フレームが歪んでしまったりして自走できなくなった車です。損傷の程度によって価値は大きく変わります。
• 水没・冠水: ゲリラ豪雨や台風などで車内まで水に浸かってしまった車です。電気系統がショートしてしまい、エンジンや他の機能に深刻なダメージを与えている可能性があります。
• 長期間の放置: 何年も駐車場や庭に置きっぱなしで、タイヤの空気が抜け、サビや塗装の劣化が進み、動かそうにも動かせない状態の車です。
• タイヤのパンク・盗難: 走行に必要なタイヤがない、またはパンクして動かせない状態も含まれます。

これらのように、原因は多岐にわたりますが、どんな状態であっても「もう価値がない」と決めつけてしまうのは非常にもったいないのです。

廃車と買取の違いを理解する

「動かない車＝廃車」と考えている方が非常に多いのですが、これは大きな誤解です！「廃車」と「買取」は全く意味が異なります。この違いを知っているだけで、損をするか得をするかが決まります。

🚗 廃車とは…
お金を【支払って】車を処分してもらう手続きのこと。

💰 買取とは…
お金を【受け取って】車を売却すること。

以下の表で違いを比べてみましょう。

このように、動かない車であっても、まずは「買取」の選択肢を検討することが、損をしないための絶対的な鉄則なのです。

買取が可能なケースと不可能なケース

ほとんどの動かない車は買取可能ですが、残念ながらごく稀に買取が難しいケースも存在します。どのような場合に売れて、どのような場合に難しいのかを知っておきましょう。

【買取が可能なケース】

• 部品に価値がある車: エンジンやミッション、サスペンション、純正パーツなどは、それ自体に価値があります。特に、海外で人気の車種や、生産が終了した車種のパーツは高値で取引されることがあります。
• 海外で人気のある車種: 日本では古くて価値がないと思われている車でも、海外では「丈夫で壊れにくい日本車」として非常に人気が高い場合があります。そうした車種は、専門の輸出ルートを持つ業者によって高価買取される可能性があります。（例：ハイエース、ランドクルーザー、カローラなど）
• 修理すれば再販できる車: 故障の原因が比較的簡単で、修理費用を差し引いても利益が見込める場合、中古車として再販する目的で買い取ってもらえます。
• 金属資源として価値がある車: 車は「鉄の塊」です。たとえ部品としての価値がなくても、鉄やアルミ、銅などの資源として価値があります。そのため、どんなにボロボロの状態でも0円以下になることは稀です。

ナオイオートでは、お客様の車の状態をしっかり確認し、買取可能かどうかを丁寧にご説明します。どんな状態でも、まずはお気軽にご相談くださいね！

動かない車の買取相場

「じゃあ、うちの動かない車は一体いくらになるの？」という点が一番気になりますよね。動かない車の買取価格は、状態や車種によって大きく変動しますが、ある程度の相場観を知っておくことは大切です。ここでは、価格が決まる要因について詳しく見ていきましょう。

故障車・事故車の平均買取価格

動かない車の買取価格は、まさにケースバイケースです。しかし、一般的な目安として、以下のような価格帯になることが多いです。

• 軽自動車: 1万円～5万円程度。ただし、人気車種のターボモデルなどは部品価値が高く、それ以上の価格が付くこともあります。
• 普通車（コンパクトカー・セダン）: 2万円～8万円程度。海外で人気の車種（カローラなど）は、古くても高値が期待できます。
• 普通車（ミニバン・SUV）: 3万円～15万円以上。特にミニバンやSUVは国内外で人気が高く、部品の需要も多いため、動かなくても高価買取が期待できるジャンルです。
• 事故による大きな損傷がある車: 0円～数万円程度。損傷の度合いによりますが、使える部品がどれだけ残っているかで価格が決まります。

これらはあくまで目安です。車の状態によっては、「え、こんなに値段が付くの！？」と驚くような価格で買い取られるケースも少なくありません。 諦めずに査定に出してみることが重要です。

車種・年式・走行距離による価格の違い

動かない車であっても、査定額を左右する基本的な要素は、通常の車買取と共通する部分があります。

車種の人気度
やはり人気のある車種は、部品の需要も高いため、買取価格が高くなる傾向にあります。

• 海外輸出で人気の車種: ランドクルーザー、ハイエース、アルファード、ヴェルファイア、カローラ、プリウスなど。これらの車種は、驚くような高値が付く可能性があります。
• スポーツカー: スープラ、GT-R、シルビアなど。根強いファンが多く、純正パーツだけでも高値で取引されます。
• 軽自動車: ジムニー、N-BOXなど。国内での部品需要が高いです。

年式
年式が新しいほど、パーツも新しく需要があるため、高値が付きやすくなります。しかし、10年以上前の古い車（低年式車）でも、上記の人気車種であれば全く問題ありません。また、近年では「ネオクラシックカー」として、80年代～90年代の車にプレミア価値が付くこともあります。

廃車費用がかかるケースとの比較

もし「買取」を選ばずに「廃車」を選んだ場合、どれくらいの費用がかかるのでしょうか？

一般的に、ディーラーや解体業者に廃車を依頼すると、以下のような費用が発生する可能性があります。

• レッカー代: 1万円～3万円（距離による）
• 解体費用: 1万円～2万円
• 廃車手続き代行費用: 1万円程度

合計で3万円～6万円程度の出費になることも…。買取なら、これらの費用が無料になるだけでなく、プラスでお金がもらえる可能性があります！

動かない車を高く売るためのポイント

せっかく売るなら、1円でも高く買い取ってもらいたいですよね。動かない車だからと諦めず、いくつかのポイントを抑えるだけで査定額がアップする可能性があります。誰でもできる簡単なコツをご紹介します！

事前にやっておくべき準備

査定士がスムーズに、そして正確に査定できるよう、少しだけ準備をしておきましょう。良い印象を与えることも大切です。

• 車内の清掃と荷物の撤去: 「大切に乗られていた車だな」という印象はプラスに働きます。不要な私物はすべて降ろしておきましょう。
• 車の状態を正確に伝える: 「いつから動かないか」「原因は何か（分かる範囲でOK）」などを正直に伝えることで、信頼関係が生まれ、適正な査定に繋がります。
• 必要書類の確認: スムーズに手続きを進めるため、車検証などが手元にあるか確認しておくと安心です。

複数業者に査定を依頼する重要性

動かない車を高く売るための最も重要なポイント、それが「相見積もり（あいみつもり）」です。

なぜなら、買取業者によって得意な分野や販売ルートが異なるため、同じ車でも査定額に大きな差が出ることがよくあるからです。1社だけの査定で決めてしまうと、本来の価値よりもずっと安い価格で手放してしまうことになりかねません。

部品取りやリサイクル市場を狙う方法

査定を依頼する際には、ただ「動かない車です」と伝えるだけでなく、アピールできるポイントがあれば積極的に伝えましょう。

純正パーツや人気パーツのアピール
もし、社外品のアルミホイールやカーナビ、エアロパーツなどを付けている場合、それらはプラス査定の対象になることがあります。逆に、取り外した純正パーツ（純正ホイールやマフラーなど）が手元にあれば、それも一緒に査定に出しましょう。純正パーツは探している人も多く、価値があります。

動かない車の買取におすすめの業者選び

相見積もりが重要とは言っても、どんな業者に依頼すれば良いのか迷ってしまいますよね。ここでは、動かない車の売却で損しないための、賢い業者選びのポイントを解説します。

レッカー費用が無料になる業者

これは絶対に外せない必須条件です。動かない車を売る場合、必ずレッカー車や積載車での引き取りが必要になります。このレッカー費用が有料の業者に頼んでしまうと、せっかく付いた買取価格からレッカー代が差し引かれ、手元に残るお金がほとんどなくなってしまう…なんてことも。

廃車買取専門業者の強み

動かない車を売るなら、「廃車買取専門業者」または「事故車買取専門業者」が最も頼りになります。その理由は、専門業者ならではの強みにあります。

• 独自の販売・リサイクル網: 専門業者は、車を隅々まで価値に変えるノウハウを持っています。
• どんな状態の車にも対応: 中古車販売店では断られてしまうような車でも、専門業者なら価値を見出して買い取ってくれます。
• 手続きの代行がスムーズ: 面倒な廃車手続きなども、無料でスムーズに代行してくれます。

大手中古車買取業者と専門業者の違い

大手買取業者は「状態の良い中古車」を高く買うのが得意。
廃車買取専門業者は「動かない車」を価値に変えるのが得意。

私たちナオイオートは、中古車販売店としての側面と、動かない車も扱う専門的な側面の両方を持ち合わせているのが強みです。お客様の車にとって、最も価値が高まる方法を見極め、最適な買取価格をご提案します！

動かない車を売る流れと必要書類

「業者も選んだし、いざ売却！」となっても、どんな手順で進むのか、何を用意すればいいのか分からないと不安ですよね。ここでは、査定の依頼から入金までの具体的な流れと、必要な書類について分かりやすく解説します。

無料査定の依頼方法から入金までの流れ

1. 査定申し込み: 電話またはWebで、ナオイオートにご連絡ください。
2. 出張査定・金額提示: ご指定の場所までスタッフがお伺いし、無料で査定します。その場で買取金額を提示します。
3. 契約・書類の準備: 金額にご納得いただけたら、売買契約を結びます。この時に、必要書類をお渡しいただきます。
4. 車両の引き取り: ご希望の日時に、レッカー車で車両を無料でお引き取りします。
5. 入金: 車両と書類の確認が完了次第、ご指定の銀行口座へ買取金額をお振り込みします。

【必要書類リスト】

事前に準備しておくと、手続きが非常にスムーズです。

• 自動車検査証（車検証）: 必ず原本が必要です。
• 自賠責保険証明書: 車検証と一緒に保管されていることが多いです。
– 印鑑登録証明書: 発行から3ヶ月以内のもの。（普通車の場合） – 実印: 印鑑登録証明書と同じ印鑑です。（普通車の場合） – 認印:（軽自動車の場合） – リサイクル券: 預託済みの場合。紛失していても再発行可能です。 – 譲渡証明書・委任状: 業者が用意してくれます。実印または認印を押すだけです。

※車検証の住所と現住所が違う場合などは、追加で書類が必要になることがあります。不明な点は、遠慮なくスタッフにご質問ください。

動かない車の売却でよくある質問

車検が切れていても売れるのか？

はい、まったく問題なく売却できます！ 🙆‍♀️

車検が切れていると公道を走行できませんが、動かない車はどのみちレッカー車で運ぶので、車検の有無は査定額にほとんど影響しません。わざわざ車検を取り直す必要は全くありませんので、そのままの状態で査定に出してください。

自走できなくても査定は可能か？

はい、もちろん可能です！

「エンジンがかからない車をどうやってお店まで持っていけば…？」と心配される方がいますが、その必要はありません。ナオイオートでは、お客様のご自宅や駐車場など、車が保管されている場所まで無料でお伺いする「出張査定」を行っています。お客様にお手間は一切取らせません。お気軽にお申し付けください。

解体費用や処分料はかかるのか？

いいえ、一切かかりません！

「廃車（処分）」ではなく「買取」だからです。ナオイオートのような買取業者に売却する場合、解体費用やレッカー代、書類手続きの代行費用などを請求されることはありません。むしろ、車の価値に応じたお金をお客様にお支払いします。もし、これらの費用を請求してくる業者があれば、注意した方が良いかもしれません。

まとめ

いかがでしたでしょうか？「動かない車」の売却に関する疑問や不安は解消されましたか？

「もう価値がない」と諦めていた愛車が、思わぬ臨時収入に変わるかもしれません。動かないからと放置していると、自動車税の負担だけが続いてしまいます。まずは一歩踏み出して、あなたの車の本当の価値を調べてみませんか？

私たち株式会社ナオイオートは、茨城県を拠点に、どんな状態のお車でも親身になって査定させていただきます。豊富な知識と経験を持つスタッフが、お客様の大切な愛車を丁寧に拝見し、ご納得いただける買取価格をご提案することをお約束します。

査定はもちろん無料！強引な営業も一切いたしません。まずはお電話やWebから、お気軽にお問い合わせくださいね！